経済発展著しい中国ですが、なぜ中国女性は日本人男性との結婚を望むのですか?
中国での経済発展は、北京、上海など大都市が中心です。
その他の地域の発展はこれからです。私どもが紹介させていただきます遼寧省丹東市は、中国東北部、経済発展が体感できる大都市、大連・瀋陽から離れた小さな観光都市です。

一慨には言えませんが、そのような小都市で生活する中で、次の点から日本人男性との結婚を望む場合が多いように思われます。
①日本は経済的に豊かな国であり、また日本人男性は勤勉であるため、豊かで安定した
   家庭を築くことができると考えているため。
②実際に、日本人男性と結婚して幸せになっている中国女性を知っているため。

 

一番の心配は言葉の問題です。大丈夫でしょうか?
たしかに時間はかかりますが、言葉の問題は解消されていきます。
漢字を使った筆談や電子辞書を使えば、簡単な内容は通じます。
漢字の国であり、来日前に日本語の基礎的な学習は行っていることもあり、通常、生活で必要な最低限のコミュケーションは半年程度で取れるようになると思います。

しかし、ご本人の日ごろの学習に加え、まだまだご家族の支援が必要な状況です。
例えば、次のようなことに留意いただくと良いのではないかと思います。
◆簡単な言葉を使って、ゆっくり話してください。

◆間違いや注意点を強調されるより、できたことをほめてさしあげる方が良いと思います。

◆復習が重要です。どうしても次へ次へと学習する傾向があります。学習された内容を日々の会話で繰り返し使うことも効果的と思います。

◆日本語教室に通われると早く上達すると思います。
ご主人、ご家族が重要な日本語の先生であることは間違いありません。
しかし、日本語を教えるベテランではありません。
そこで、地域ボランティアの日本語教室を探してあげてください。やはり、先生から教えてもらえるのは、違うものです。週1回週末に行われている場合が多いようです。
また奥様が望まれる場合は、初期だけでも民間の学校も検討してあげてください。

◆挨拶程度の中国語を覚えていただくと日々のコミュケーションが楽しくなると思います。

 

ビザ(在留資格)は、必ず取得できますか?
在留資格は、入国管理局(入管)で審査されます。当相談所が必ず取得できるお約束はできません。
ただし、当相談所では取得に向け、最大限の支援をさせていただきます。
申請内容が具体的ではなかったり、裏付けがなかったり、日本でお二人の生活ができるかどうか疑わしい申請内容では取得できるものも取得できません。
また、追加資料の提出が必要になったりして取得までに時間がかかったりします。
当相談所では、在留資格申請・資格取得経験を生かした支援をさせていただきます。

 

健康保険や年金は、加入できますか?
現在、日本の健康保険・年金は、国内に居住する場合には国籍要件はありません。
つまり、奥様も健康保険、年金に加入することになります。
奥様が来日されたらすぐに手続きをお願いします。

【手続き】
◆お勤めの方は、
お勤め先に被扶養配偶者の届け出を行います。
  ⇒健康保険の被扶養者、国民年金の第3号被保険者となります。
  ※お勤めの方で国民健康保険加入、国民年金加入(厚生年金・共済組合未加入)の
   場合は、自営業等の方と同じ、市区町村窓口での手続きとなります。

◆自営業等の方は、
市区町村の窓口に国民健康保険、国民年金の資格取得の届け出を行います。
  ⇒ご主人とは別の奥様個人での加入になります。

【ワンポイントメッセージ】
◆(厚生年金等の加入がなく)ほとんど国民年金のみ加入の方へ
  ご存じの通り、国民年金は主に老後の生活の最低保障を目的としております。
  国際結婚に限ったことではなく、国民年金(老齢基礎年金)だけでは老後の生活は
  難しいと思われます。
  「ねんきん定期便」などの情報からライフプランを検討され、ご自身を被保険者とした
  国民年金基金、確定拠出年金、または民間の保険会社等の個人年金の加入を検討
  されてはいかがでしょうか。
  なお、加入については
ご自身の判断と責任の上でお願いします。